管内レポート

                                         

若者向け音楽イベントでユニークな企画,鳥獣害対策・農業伝承・地元にUターン呼びかけ

inoue2.jpgユニークな音楽イベントを企画した井上高宏さん


みなさんこんにちは!広報担当者の佐々木です。

 今日は、8月18日に越前町熊谷でユニークな音楽イベントが開催された話を紹介させていただきます。

 JA越前丹生管内越前町熊谷(宮崎地区)の山中で18日、若者向け音楽イベントが行われました。目的は3つあります。

①鳥獣害対策で山中に多くの人を集め、大きな音で曲を流す。人の臭いや大きな音に敏感なイノシシやシカを撃退する。

②参加者に農業に関心をもってもらう。会場の周りには水田が広がり山奥で農業をしていることを知ってもらう。

③地元を離れた若者を呼び戻す。帰省するお盆の時期を狙い地元を離れた若者にUターンを呼びかける。
 

 このユニークなイベントを企画したのは同町八田の井上高宏さん(33)。熊谷地区の水田を請け負う人がいなくなったことを きっかけに2012年に会社を辞め就農6年目の認定農業者です。今では丹生管内で15ヘクタールを請け負う。土に肥料分を混ぜて薄めたボカシ肥料を使用したコシヒカリ「田んぼの天使」を直売所・丹生膳野菜へ出荷しています。有機JAS認証も取得しました。就農しての悩みは、イノシシやシカが水田を荒らすことでひどい時には熊谷地区水田約3ヘクタールのうち1ヘクタールほど被害に遭ったそうです。電気柵や鉄柵などの対策をしましたが完全には解消されませんでした。「毎年、大切に育てた稲を荒らされて農業に嫌気がさした時もあった」と井上さんは言います。つらさを楽しみに変えて鳥獣害対策をやろうと昨年、同世代の友人含む10人(うち女性1人)で実行委員会を立ち上げました。10人は会社員、公務員、自営業者など職種は様々で就農者は井上さんただひとり。昨年から委員会を開き企画を進めてきました。


 同県JR鯖江駅から車で約30分。車が2台ぎりぎりすれ違いできる道を進み田んぼに約60本の杉が植林された10aほどの会場に到着。 「マウントオブミュージック」と題して県内外で活躍するDJ(ディスクジョッキー)7人を招き午後1時から開演しました。山中に会話のやり取りが出来ないほどの大きな曲が鳴り響き同日午後11時まで行われました。約80人が来場しました。 イベントを終えた井上さんは「年間を通してこの山中の会場でイベントを開催していくことで鳥獣害対策になると思う。今後も若者に農業に関心をもってもらえるような企画を考えていきたい」と話しました。


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音楽イベントが行われた山中の水田に囲まれた会場

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